舌 痛み しみるの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
ここ数年来、舌の痛みで困っていました。
病院もいくつか回りましたが、特に悪いところはないと言われ、薬を出されないか、安定剤を出されるくらいでした。安定剤を服用してもほとんど効果がありませんでした。
最後に受診した先生から「漢方薬が効くかもしれない」と言われ、漢方薬局に相談するように提案してくれました。病院での漢方薬を処方しているところもあるが、その先生は漢方薬に関して知識が無いので、出せないと正直に話してくれました。
人のつてで、漢方薬局を知り、初めて行きました。そこで、先生からいろいろ質問され、起き始めた時期や痛みの程度、痛みが強い時間など舌の症状以外に、体全体の症状を話しました。
それから漢方薬を飲み始めました。最初の1ヶ月はほとんど症状に変化はありませんでした。長年の痛みだし、いくつもの病院に行ってもダメだったので、漢方薬もダメ元で続けていきました。
そうは言っても、2ヶ月くらいの服用から痛みが辛くなる時間が短くなってきたように感じました。
半年すると、痛みを忘れている時間が長くなり、1年服用している今は、痛みを感じない日も出てきました。ただ、寝不足やストレスがかかると痛みが出てきます。
漢方薬を飲む前は、1日中痛みが気になり、特に午後から痛みと熱感が強くなって辛くて、死んでしまいたいくらいでした。こんな辛い思いは自分しかないと思い、舌が痛くても家族も友達も理解してくれませんでした。味噌汁や煎餅も舌にしみて痛かった程です。
まだ、痛みが気になることもありますが、その頃と比べると天国のようです。時間はかかっても漢方薬を続けて、治していきたいと思います。
62歳の女性の方です。
いろいろ症状を伺い、ホルモンバランスの乱れとストレスから、舌の痛みが起きていることが分かりました。舌痛症の相談は結構ありますが、それらの方々を見ていると性格的に几帳面でまじめな方が多いようです。いわいる自分で自分を苛めてしまっている状態です。
舌痛症の基本的な利用は、ホルモンバランスを整える漢方とストレスを緩和する漢方、それに体(粘膜)に潤いがいく漢方を組み合わせます。また、炎症や熱感が強い場合は、漢方薬でいう清熱薬を加えます。
当初は、痛みが辛かったためか、眉間にシワが寄り、まったく笑わなかったのですが、漢方薬を服用するにつれ、笑顔が出てきました。今も唐辛子などの辛い物は止めていただいていますが、味噌汁など普通の食事は問題なく食べられるようになっています。
美味しく食事が取れ、笑顔が出る生活が戻って下さり、本当に良かったです。
TEL:055-948-4775
住所:静岡県伊豆の国市古奈426-6